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肛門外科とは
症状や困っている内容をよくお聞きした上で治療方針を決定します。治療は納得した上でご希望に沿うよう行います。できる限り切らずに済ませる方針です。しかしながら明らかに切除したほうがよい場合や長期的に見て切除したほうがよい場合はご説明した上でご案内することもあります。毎日使う大事な部分のことなので短時間で済ますということではなく、症状を改善するための診断を行い、傷はできる限り抑えることを最終目標にします。
肛門部の症状でも腸管の動きや腹部臓器が原因のこともありますので内科的な診察や内視鏡検査なども行う場合もあります。
病状やご希望にあわせて麻酔の種類を選択します。
治療後に大きな日常生活上の制限はありません。排便、入浴なども普段通りです。切らなくても痔をしぼませる治療方法もあります。
妊婦中や出産後は肛門のはれやすい時期です。自分だけでなくたくさんの方が診察に来られます、部位的に来院しにくいかと思いますが悩まずに子供連れでかまいません。症状を悪くする前にご相談ください。痛みがあるのに診察でつらい思いをしないように、痛い検査はできるだけ避けています。
※内痔核/外痔核/裂肛/痔ろう/肛門狭窄などの治療にあたっています。
痔核
痔核(いぼ痔)とは肛門に負担がかかり、肛門の血管が膨らんでできた「こぶ」のようなものです。
できる場所により、「内痔核」と「外痔核」に分けられます。
痔ろう
痔ろう(あな痔)とは、肛門にあるくぼみ(肛門陰窩)から腸内の細菌が侵入し、肛門腺が化膿していき、肛門のまわりに管ができたものです。
この管によって、肛門の内側と外側が突き破られた状態になってしまいます。
裂肛
裂肛(きれ痔)とは、便秘の時などに硬すぎたり太すぎたりする便が肛門を無理に通過する事で肛門管の上皮が切れたり、裂けたりした傷の事です。
また、下痢の時にも肛門に負担がかかり、裂肛になることがあります。
肛門は便が通過するため、傷が自然には緩和しにくい場所です。